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連載コラム「CLASSICのススメ」

第41回 花も実もある女性たち

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 近年の欧米では、若手俊英の女性ヴァイオリニストの活躍が著しい。
 ヒラリー・ハーンの登場は衝撃的だったし、一時の話題性に溺れてしまうことなく、その後も充実した活動を実演でも録音でも続けて、そのまま一流音楽家の列に加わってしまった。彼女を代表格に、ジャニーヌ・ヤンセン、ユリア・フィッシャー、バイバ・スクリデ、ニコラ・ベネデッティ、アラベラ・シュタインバッハーなどなど、さまざまなタイプのヴァイオリニストが毎月のように登場しては、音楽界を賑わしている。
 どうかすると、CDは出るが演奏会ではその名前を聞かない「有名」ヴァイオリニストというのもいたりするのだが、先に名前を挙げた人たちは実演でも録音でも、花も実もある活動をしているのが重要だ。
 今月の「ユーロ・ライヴ・セレクション」には、その中から2人が登場する。まずジャニーヌ・ヤンセンが10日にマスネやサン=サーンスの小品、さらに16日の放送ではモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲を弾く。ヴィオラは彼女の「四季」のCDでも共演していたジュリアン・ラクリン。続いてユリア・フィッシャーが24日の放送で、ギラードとミュラー=ショットとの共演によるモーツァルト、ラヴェル、シューベルトなどのピアノ・トリオ。
 二人とも優れた音楽家たちとの顔合わせで、プリマドンナ気取りではできない、息を合わせた共演を聴かせてくれるはずだ。
(山崎浩太郎)

山崎浩太郎(やまざきこうたろう)
1963生まれ。「レコード芸術」を始め、音楽雑誌、CDのライナーなどで活躍中。クラシックの演奏史の中に現代を位置づける活動を行っている。最近特に海外盤に目立ついわゆる「ヒストリカルもの」(放送局のライブ音源をCD化したものやSPやLPの時代の録音のCD化)には滅法強い。
山崎浩太郎のはんぶるオンライン

「EURO LIVE SELECTION」ジャニーヌ・ヤンセン、ユリア・フィッシャー

2月10日(土)、16日(金)、24日(土)22:00~24:00

出演:山崎浩太郎/音源提供:BBC

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