2008年11月
PCMジャズ喫茶
隔週土曜14:00~16:00(翌週リピート)
11月1日(再放送=8日)/山中千尋が登場!

「PCMジャズ喫茶」に初めて山中千尋が初登場したのは2001年の終わり頃だった。初登場と言っても彼女がスタジオにやってきたわけではなく、澤野工房からリリースされたデビュー・アルバム『Living Without Friday』を店主の寺島氏が持ち込んだだけだが。
当時の寺島氏の相方は今は亡き安原顯さん。「いやー、イキのいいピアノだねー。」というのが試聴後のヤスケンさんの感想だったように記憶している。とにかくディレクターも含めてスタジオの3人の満足度は非常に高かった。
特に寺島氏はことのほか彼女のプレイを気に入っていて、はるばる彼女の故郷の群馬県桐生市のコンサートにまで行ったり、レコーディング中のスタジオを訪れたりで、半ば『追っかけ』化していた時期があった程だ。
そんな寺島氏があるときからぱったりと山中千尋の名前を口にしなくなった。どうも、漏れ聞くところによると彼女と喧嘩をしたようである。いきさつは知らないが、想像するに、歯に衣を着せず言いたいことはズバズバ言う彼女の何かが寺島氏を怒らせたらしい。だから前回寺島氏から山中千尋がゲストとしてスタジオに来る、という話を聞いた時は皆半信半疑だった。しかし彼女は実際にやって来た。
今回は今年2度目のゲスト出演である。いつ二人が仲直りしたのかは知らないが、外野から見ると、寺島氏が昨年からレコーディング・プロデューサーの仕事を始めたことが今回の仲直りに多少関係がある様な気がするのだが・・・・。(太田俊 担当ディレクター)
Special Works
毎週月曜~木曜20:00~22:00 再放送=毎週土曜16:00~24:00
ジャズ界の巨匠2人を大特集!
天才ピアニスト ビル・エヴァンス & “ジャズの帝王“ マイルス・デイヴィス
10月27日~11月 6日/ビル・エヴァンス特集
11月10日~12月11日/マイルス・デイヴィス特集




話題性の高いミュージシャンにスポットを当てて、特集をお届けするプログラム。
10月27日からは前回に引き続き、2週連続でジャズ・ピアノの巨星=ビル・エヴァンスの特集をお送りする。今回はエヴァンスが盟友スコット・ラファロを失った痛手から立ち直った60年代中期に始まり、円熟の域に入る70年代のアルバムをカバー。エヴァンス・トリオ史上、最もリラックスしたメンバーによる愛奏曲集「トリオ ‘65」、エヴァンスの死後発掘された音源をCDでコンプリート化した「アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」、最も長期間活動したエディ・ゴメス+マーティ・モレルとのトリオによる70年のライヴ「モントルーII」、トランペットとサックスを加えて趣向を変えた「ウィ・ウィル・ミート・アゲイン」、70年代のスタジオ録音では最高傑作と言われる「ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング」等をオン・エアーする。
11月10日からはジャズ・トランペットの帝王=マイルス・デイヴィスを大特集。1926年にアメリカイリノイ州で、歯科医師の父と音楽教師の母の元に生まれたマイルス。12歳でトランペットを始め、チャーリー・パーカーに憧れ本格的に音楽を学ぶため、19歳の時にニューヨークに進出する。
その後、パーカーのバンドに加入、当時主流であったエネルギッシュなプレイとは逆に、抒情的でクールなスタイルを打ち出し、一躍脚光を浴びることになる。ベニー・カーターやギル・エヴァンス、キャノンボール・アダレイなどと次々と共演、多くの名盤を発表し、1959年にはビル・エヴァンスと共に、ジャズ史上不滅の名盤「Kind of Blue」を制作した。
60年代になるとハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターらを率いてモード・ジャズをさらに発展させ、70年代以降にはロックやフュージョン、ヒップ・ホップを取り入れるなど、常に新しい表現の領域を拡大していった。
今秋アメリカでは「Kind Of Blue:50th Anniversary Collector’s Edition」がリリースされ、モード・ジャズの完成形とされるモダン・ジャズの名盤の偉大さを再認識させてくれたばかり。1991年に他界してから17年が経つが、マイルスの存在感は益々輝いている。
番組では、まずは60年代初めのアルバムを中心に紹介。ビバップ興隆期の「ファースト・マイルス」、1949年の「パリ・フェスティヴァル・インターナショナル」、初期ブルーノート録音を収めた「マイルス・デイヴィス・オールスターズ完全版」、50年代オリジナル・クインテットの記念碑となった「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」、愛らしいタイトル・ナンバーがエヴァーグリーンの「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」等で、その足跡をたどる。
高野 雲の快楽ジャズ通信~What Is This Thing Called Jazz?
毎週日曜22:00~23:00
11月 2日/《枯葉》名演特集
11月 9日/マイルス・デイヴィス~2つのマイ・ファニー・バレンタイン
(ゲスト:市原ひかり)
11月16日/チック・コリア特集(ゲスト:橋本一子)
11月23日/コルトレーン入門
11月30日/絶頂期のバド・パウエル




先月からの放送以来、早くも大好評の新番組「高野 雲の快楽ジャズ通信」。
この番組は、ジャズ初心者をターゲットに「ジャズの楽しさを紹介してゆこう!」というコンセプトからスタートしました。
そしたらなんと! 雲さん「だったらフレーズの解説なんかは、口で説明するよりも音を出したほうが早いよね」とベースを背負ってスタジオにやってくるは、私に「キーボード用意しといてね」とリクエストするわで、もう大変!
でも、「エヴァンスのこのフレーズが痺れるんですよね~」なんて楽器を弾きながら解説している様子はとても楽しそうです。ゲストのミュージシャンにも演奏をお願いしてジャムセッションを始めてしまう一幕もあったりと、「今までにないタイプのジャズ番組で面白い」とリスナーの皆様からの声も多数いただいています。
さて、11月のプログラムメニューですが、雲さんに内容を聞いてみました。
11月2日は「《枯葉》名演特集」。秋なので、《枯葉》の名演を集めた特集もいいのかなと。ベタですか?(笑) でも、この曲はシンミリとやっているものから、ハイスピードでエキサイティングなものまで色々なバージョンがあるんですよ。ですので、聴き比べを楽しんじゃいましょう!
9日は「マイルス・デイヴィス~2つのマイ・ファニー・バレンタイン」。いよいよマイルス登場です! マイルスは活動歴も長く、時代によって音楽のスタイルも違うので、今後は何度も取り上げてゆきたいジャズマンの一人ですが、今回は、トランペッターの市原ひかりさんをゲストにお迎えしてマイルスの魅力をたっぷりと語ってもらうつもりです。で、私は聴き役に徹します(笑)。何も喋りません、ハイ。ひかりさんファンは要チェックの回ですね!
16日、「チック・コリア特集」。この回はゲストにピアニストの橋本一子さんをお招きしたいと思っています。じつは私、コリア歴よりも一子歴のほうが長いんですよ(笑)。昔からファンなんです。だから、初めてチックのピアノを聴いたときは、なんだか一子さんみたいだなぁと思った(笑)。明晰で鋭い音の佇まいが、チックと一子さんは似ているんですよ。きっと、一子さんは、チックが好きに違いない!と踏んだわけですが、嫌いだったらどうしよう(汗)。ピアニストとして、チック・コリアのピアノを鋭く分析してもらいたいなと思っています。
23日は「コルトレーン入門」。ディアゴスティーニから発売されたクールジャズシリーズの選曲を見てびっくりしました。バラードばっかりじゃん! たしかにコルトレーンのバラードには独特の風情がありますが、それはコルトレーンの魅力のほんの一面しかとらえていません。凄いテナー奏者なのに、バラードばっかり吹いている人だと誤解されたらタマラン!(笑) だからといって激しい長尺演奏を流すのもどうかと思い、考えに考えた末、ここから入れば間違いない! というコルトレーン入門に最適な選曲でお送りします!
そして30日は「絶頂期のバド・パウエル」。パウエルは大好きなピアニストなんですよ。だから、1回の放送だけで終わらせたくないので(笑)、何回かに分けてお届けしたいと思います。まずは、絶頂期のパウエルから。どちらかというと、後期のパウエルのピアノを好む方が多いように感じますが、絶頂期のパウエルのピアノも素晴らしいですよ~。「パウエル派」という括りがあるように、この時期のパウエルのプレイに多くのピアニストが影響を受けているんです。ま、それはともかく、絶頂期のパウエルの音とスピード感と迫力に圧倒されて欲しいですね。
というわけで、鼻息荒く、熱く語る雲さんでした。ご期待ください!
(担当ディレクター:荒ヶ田貴美)
★番組へのメッセージはこちら!
★ブログ「高野 雲の快楽ジャズ通信」
Jazz In Applause
毎週金曜22:00~23:00
11月/ストリングスをまじえたジャズ特集


ジャズがポピュラー・ミュージックと同じように歓呼に包まれる瞬間をご紹介する個性的な番組「Jazz in Applause」。出演はジャズ・プロデューサーの小針俊郎と、ジャズ・ヴォーカリストの若生りえ(写真上)。
11月はストリングスをまじえたジャズを特集します。ストリングス即ち弦楽が加わったジャズはこれまで商業主義的とされ、ミュージシャンはレコード会社から録音を強要されたように言われてきましたが、実は多くのジャズメンが自ら望んだものであることがわかってきています。ストリングスが入るとサウンドが甘くなることは確かですが、そのぶん華麗でゴージャスになることも事実。中にはコンボ演奏や管楽合奏では求め得ない特異な雰囲気を醸す演奏も少なくありません。今回はこうした弦楽合奏の奏でるジャズの魅力をお楽しみいただきます。
10月31日は、横濱JAZZプロムナード「ヴォーカル・フォー・レディース」で若生りえとステージを共にしたヴェテラン・シンガー三槻直子(写真下)を迎えて、ヴォーカリスト対談をお届けします。
11月7日は「ストリングス・オーケストラ」と題してお送りします。1950年代に花開いたムード・ミュージック。そこには多くのジャズメンやアレンジャーが活躍し、ジャズとスタンダード名曲のみが醸しだすことができる芳香豊かな世界がありました。ジャキー・グリースンをはじめとするストリングス・オーケストラの華麗なサウンドをお届けします。
14日は「ジャズメンとストリングスの共演」。チャーリー・パーカー、クリフォード・ブラウンをはじめとする超一流ミュージシャンが、ストリングスをバックに繰り広げる甘く、またスリリングな演奏をお聴き下さい。
21日は「ジャズ・ヴォーカリストとストリングスの共演」。ヴォーカリストもまたストリングスによってコンボ伴奏などとは違った表情をのぞかせます。サラ・ヴォーン、ヘレン・メリル、メル・トーメに加え、ナタリー・コールの最新盤もご紹介。
そして28日は「フランク・シナトラ・ウイズ・ストリングス」。ヴォーカルの巨人フランク・シナトラはビッグバンドをバックに軽快に聴かせるのと同時に、ストリングスとの共演ではじっくりとバラードを歌い上げ、その圧倒的な歌唱力を示してきました。こうした名盤から彼の名唱を選りすぐってお送りします。
24JazzJapan
ターンテーブルの夜
毎週月曜~金曜23:00~24:00


時がめまぐるしく進む現代、慌ただしく生きる毎日。そんな日々だからこそ輝きを増すアナログの世界・・・・。長い時を隔てたアルバムの味わいを温かなヴォーカルと共に堪能してください。パーソナリティは国立「Café Sings」の店主・武田清一。
10月27日からの週はオリジナル盤10インチを1日1枚づつ紹介します。10インチのアルバムは1950年頃から55年頃まで作られましたが、12インチの登場と共に姿を消してしまいました。半世紀以上も前に作られたとあって、傷やノイズも有ります。しかし、時代を偲ぶ味わいはこの番組「ターンテーブルの夜」に相応しく、またCD化されていない盤もあり、いつの日かご紹介したいと常々思っていました。どれもお気に入りのアルバムですが、特にお勧めの10インチは、美しいアルト・ヴォイスの持ち主で、白人女性シンガーらしいマーガレット・ホワイティング。1曲目の「アイ・ヒア・ミュージック」の冒頭にアナウンスが入る(12インチには入っていません)、クリス・コナー。アメリカの古き良き時代を感じさせるエヴリン・ナイトです。是非、愉しんで聴いて下さい。
★武田清一さん店主をつとめる「Cafe Sings」
ミュージックバードの試聴もできます!
東京都国立市東4丁目1-13A・C・Sイーストハイツ
(JR国立駅から大学通り左側を徒歩10分)
営業時間:11:30~16:00、18:00~22:00 定休日:毎週火曜・水曜
STANDARD TIME
毎週月曜22:00~23:00

フランク・シナトラ・ソサエティ・オブ・ジャパン会長の三具保夫氏がスタンダード・ナンバーの魅力を余すところなく紹介する「STANDARD TIME」。
10月27日のライヴ特集は、今も元気に活躍している大御所ナンシー・ウィルソンをお届けします。11月3日の男性歌手特集は、粋な黒人シンガー、ビル・ヘンダーソンです。オスカー・ピーターソンとの共演盤もかけます。10日、ソングライター特集は、“アメリカのシューベルト”といわれたアーヴィング・バーリンの2回目。17日の女性シンガー特集は、スティーヴ・ローレンスとのおしどりコンビでも知られるイーディ・ゴーメです。そして24日のライブ特集は、女性黒人歌手シャーリー・ホーンの米欧での2枚のライブを紹介します。お楽しみに
アスペクト・イン・ジャズ
毎週水曜22:00~23:00

ジャズ評論家、油井正一氏の名調子をかつての放送で偲ぶシリーズ。
10月29日はアート・ファーマー特集の第5回目として70年代のアート・ファーマーの作品を取り上げる。70年代初頭、ハードバップが再び盛り返した事もあって、ファーマーは再びアメリカに拠点を移し、精力的に活動した。
11月5日からは4週に渡ってバリトン・サックス奏者、ジェリー・マリガン特集を送る。1945年、わずか18歳でアレンジャーとして活躍し始め、50年代にはウエスト・コースト・ジャズをリードする一人として活躍した。5日はデビューから50年代初めまでのアレンジ作品や、マイルス・デイヴィス九重奏団他を。12日・19日は、52年にウエスト・コーストに移り、ジャズ史上に名高いジェリー・マリガン・カルテットを結成した頃の作品を。26日は60年代以降の作品を送る。
美加のNice'N'Easyタイム
毎週日曜23:00~24:00
11月2日/BOOZE

11月2日の放送では「お酒」にまつわる曲を選曲してお送りします。番組テーマは「BOOZE」。「BOOZE」とは、普段日本ではあまり使われませんが、アメリカやイギリスでは「アルコール一般」をさす便利な言葉。JAZZとお酒は切っても切り離せないイメージがありますよね?お送りする曲は「Moonlight Cocktail/Mel Torme」「Lilac Wine/Helen Merrill」などのようにタイトルにお酒そのものの名が入っているほかに、「Guess Who I Saw Today/Carmen McRae 」のように歌詞の中に重要なキーワードとして「お酒」が出てくる曲など幅広い選曲でおおくりします。そしてお酒大好き大橋美加の「酒懺悔!?」のお話も含めておおくりします。皆さんもグラス片手に聞いてくださいね!
JAZZ Weekend Special
毎週土曜・日曜10:00~14:00
蔵出し新録音!②
過去に人気のあった番組や特集企画のアンコール放送をとりあげるスペシャル・ゾーン「Jazz Weekend Special」。10月27日からは過去1年間の「Brand-new CD」でとりあげた新譜から、とりわけ注目を集めた新録音盤を中心に選曲してお送りする「蔵出し録音」シリーズの第2弾です。2007年冬から2008年春の「Brand-new CD」に登場したアルバムから、チック・コリア&上原ひろみ、サイラス・チェスナット、ヤン・ラングレン、エディ・ヒギンズ、ヨス・ヴァン・ビースト、パット・メセニー・トリオ、寺井尚子、渋谷毅、東京銘曲堂などの話題作をご紹介します。お楽しみに。

